2017年12月23日

薬剤師の自己研鑚に役立つ認定制度とは何か

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薬の専門家として、病院や調剤薬局、ドラッグストアなどで活躍する薬剤師には、資格の更新制度がありませんので、資質を維持するためには自己研鑚が大切となります。さらなるキャリア形成を指向するのであれば、財団法人が運営する認定制度にて講座を受講して認定されることをおすすめします。

これらを取得することで、外部の人間から知識や経験がある専門家として見られることになりますので、信頼性が担保されるメリットがあります。さらには、専門家としてのスタータスが上がると考えても良いでしょう。また、常に関連業界などから、新しい知識を取り込んでいくことで、専門家としての資質を維持することができるのも大きなメリットとなります。

専門分野が多岐に分かれており、たくさんの資格がありますが、その中でも研修認定薬剤師の取得をお勧めします。これは、薬の専門家として資質や知識があることを、及び自己研鑚を促進することを目的としています。したがって、第三者は外部の者に対して、薬学の総合的な最新知識を持っていることが証明されますので有用です。また、報酬計算に関する法制度が改定されたことで、自らの知識や経験を更新する必要に迫られた人が、認定制度を活用するケースが殖えて来ています。次々に開発・発行される新薬に関する知識は、常に最新動向をモニタしておくことが重要ですし、今後の転職やレベルアップに不可欠です。また、制度を開設した側からすると、薬の専門家の資質維持が担保されることになります。なお、一定の実務経験が必要とされており、要件を満たす方だけが認定試験を受けることが可能となります。すなわち、それぞれの分野における実務経験年数が5年以上とされています。