2017年12月16日

プライマリ・ケア認定薬剤師になるためには

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薬剤師の職域を拡大して幅広い分野で活躍するためには、認定資格を取得して専門分野を増やすことが効果的です。公の専門機関のお墨付きを得ることで、外部からも信用されますし、転職して活躍する職場を見つけることができるでしょう。

ここでは、在宅医療に必要となるプライマリ・ケア認定薬剤師の概要と仕事内容をご紹介していきます。プライマリ・ケアとは、何でも相談にのってくれる総合的な医療のことを指します。つまり、医療に携わる様々な職域のスタッフがチームとなって、患者の治療を行なうことを意味します。

そのチームの一員として、活躍が期待されるのがプライマリ・ケア認定薬剤師です。一般の薬の専門家という立場を超えて、医療チームの一員となるためには、専門知識を修得して公的機関から認定されることが必要です。日本プライマリ・ケア連合学会が運営している認定制度に申し込み、一定の要件を満たすことで認定されます。初回の必要単位数は50単位となっており、認定後の更新時も30単位の取得が必要とされています。したがって、最初に合格すれば終わりということではなく、知識と実務能力を磨き続けていることが必要となります。複数の研修スタイルが用意されており、都合の良いものを選択することができます。例えば、学会主催の研修講座を受講しても良いですし、e-ラーニングも用意されています。特にe-ラーニングは、遠隔地に在住であっても、時間を気にすることなく学習を進めることができますので大変便利なサービスです。今後のプライマリ・ケアを実践する医療現場は、増えていくものとされていますので活躍の場はより広がっていくことでしょう。薬の専門家の新しい職域として、大いに期待が持てます。