待遇やスキルを考慮して薬局から病院へ転職を希望する薬剤師は全国に多くいますが、就職後にスムーズに職場に適応するため、経験を役立てられる仕事を探すことがポイントです。例えば、調剤業務の経験が豊富な人に関しては、大学病院や総合病院などで知識をそのまま生かすことができるため、就職後のトラブルを防ぐことができます。
また、病院によっては勤務時間が不規則であったり、残業が長引いたりするところもあるため、就職活動中に面接などの機会を使って人事の担当者と詳細な働き方に関して話し合いをすることが大切です。病院の薬剤師に求められる医薬品に関する知識に関しては、それぞれの勤務先が扱う業務の内容や、患者の受け入れ状況などによりますが、院内での研修制度が万全なところを転職先として選ぶことで、経験や能力にかかわらず、効率よく仕事をこなすことが可能です。
一般的に、薬局から病院へ転職をするためには一か月から三か月程度の期間が掛かりますが、患者や医療スタッフから定評のある病院の特徴を早いうちから確認することが大事です。なお、なるべくスキルの高いスタッフが多く在籍する職場を選ぶことにより、先輩のサポートを受けながらすぐに仕事を覚えることができます。