薬剤師になるためには、薬科大学や他の大学の薬学部の過程を終了し、国家試験に合格して資格を取得する必要があります。勤務場所としては、薬局や病院・ドラッグストア・製薬会社などがあります。転職にも有利な資格と考えられ、待遇や勤務時間などの優先したいことから自分に合った職場を見付けましょう。
■女性にも働きやすくて転職にも強い資格です薬剤師は女性が活躍しやすい職業として有名です。実際に男女比率が男性が4割で女性が6割と、半数以上を女性が占めていることが分かります。その理由として、国家資格を有している人にしかできない専門性の高い仕事のために、男女が対等に活躍できる環境であることが挙げられます。
給与面でも仕事内容でも、男女の格差無く働けることは理想的ですね。調剤薬局の場合は勤務時間が一定で残業や夜勤などもないために、育児中も働きやすい環境と言えます。また、パートタイマーでの求人も多く、環境によって働き方を変えることが可能です。
時給は2000円を超えるケースも多く、パートタイマーを選んでも恵まれた年収になると考えられます。
国家資格を受験するためには、薬科大学や他の大学の薬学部を修了して、受験資格を得る必要があります。国家試験は年に一度、三月に二日間の日程で行われています。試験に合格して、厚生労働省の名簿に登録されると免許が与えられます。
合格率は、受験する年によって難易度が多少変わるために、60〜80%と年によってばらつきがあります。大学によっても合格率は違い、90%以上が合格するケースや60%台の大学まで様々です。大学を選ぶ際には合格率も目安にはなりますが、国家試験合格を第一にしているのか、製薬会社などの即戦力になるために研究に力を入れているのかなど、カリキュラムの組み方も参考にしましょう。
一般的な働き方としては、調剤薬局やドラッグストアに勤める方が多いです。薬剤師の一般的な職場と言えば調剤薬局で、調剤や患者に服薬指導などを行います。医師の処方箋に従って、薬を調合し、患者に説明して渡すことが主な仕事内容です。
患者は薬の知識がないケースがほとんどなので、理解してもらえるように説明するといったことも大切です。人とのコミュニケーション能力も必要な職場と考えられます。ドラッグストアでは、処方箋が必要ないOTC医薬品の販売を行います。
薬だけではなく、接客やレジなどを担当するケースも多く、店員として働くことを求められています。OTC医薬品では、お客様のニーズに合った商品を選ぶため、こちらもコミュニケーション能力が必要です。